クセ毛でお悩みの方必見!
クセ毛の種類とその特徴、原因と改善方法についてご説明します。
◆クセ毛と直毛の違い
クセ毛と直毛の違いは、髪の断面にあります。
直毛の髪の毛の断面は丸くなっているのに対し、クセ毛の髪の断面は楕円形になっています。そのため、クセ毛の方がうねりやすく、また広がりやすいのです。
◆クセ毛の種類
▪ 波状毛
「波状毛」は波打つようにうねったクセ毛。このクセ毛は日本人に一番多いといわれています。同じ波状毛でも大きな波状や細かい波状など髪質などによって見え方が変わります。湿度が高いと髪の毛が膨らむといった特徴があります。
▪ 連珠毛
一定の間隔で太くなったり細くなったり、数珠をつなげたような形で、クセ毛というよりは毛髪の形状が変形している状態です。
ストレートのように見えるのですが、艶が出にくく手触りがよくないのが特徴です。
髪の毛の細い部分が切れやすいため、縮毛矯正が難しいといわれているタイプです。
▪ 捻転毛
髪の毛がらせん状にねじれてうねっているクセ毛。髪の毛が細くて柔らかい人に多いです。
クセが弱いとストレートのように見え、クセが強いとクルクルとカールした立体的な形状になります。
立体的なクセ毛の場合は髪が絡みやすくボリュームが出やすくなるのが特徴です。
▪ 縮毛
縮れている髪の毛になります。硬い髪質で水分を弾きやすくパサパサしているのが特徴です。毛髪同士が馴染みにくいためボリュームが出やすいのも特徴です。
縮毛矯正やストレートパーマといったケアを定期的にしないとクセ毛が目立ちやすい タイプです。
◆クセ毛の原因
▪ ヘアケアを怠ったことによる毛穴・毛根の歪み
ケアを怠り頭皮の汚れが毛穴に詰まることで毛穴の形が歪むことが考えられます。
毛穴に汚れが詰まる程のケアを怠ると細菌が繁殖し、炎症を起こしたり頭皮が硬くなったりすることもあります。
そうすると頭皮の血行が悪くなり必要な栄養が生き届かなくなる ことから、健康な髪の成長に影響を及ぼす懸念があります。
▪ ホルモンバランスの変化
ストレス、不規則な生活、睡眠不足、栄養バランスの偏りなどを要因として、あるいは体の成長期、妊娠出産によるホルモンバランスの乱れや変化で髪質が変わることもあります。
他にも、間接的にホルモンバランスの乱れが血行不良を促して頭皮への血流が悪くなり、髪が細くなってクセが強くなることもあるとされています。
▪ 加齢によるクセ毛
健康な髪は13%程度の水分量を保っていますが、年齢を重ねるにつれて水分量を維持しにくくなることがあります。
水分量が7%以下になると健康なキューティクルが剥がれ落ちて髪内部の水分が流失してしまいます。
こうした乾燥状態が続くと髪はうねりはじめ、クセ毛になりやすくなってしまいます。
また頭皮が垂れ下がることによって毛穴や毛根が歪み、クセ毛になるとも考えられます。
◆クセ毛の改善方法
まずは正しいヘアケアを
○シャンプーやトリートメントを見直す
シャンプーを選ぶ際は、アミノ酸シャンプーなど洗浄力があまり強すぎないのを選ぶようにしてください。また、すすぎが不十分だとシャンプー剤が頭皮や毛穴に残ってしまう可能性もありますのでしっかり流すことも大切です。
○ドライヤーを正しく使う
ドライヤーで乾かすときは、髪の根本から乾かすことを意識します。
乾かす時は髪の上から下に向かって、クセが伸びるように髪を軽く引っ張って乾かすと髪がボリュームダウンして艶も出やすくなります。
頭皮からも15~20㎝程離すようにして、ドライヤーを動かしながら、髪全体の乾き上がりが同じタイミングになるのがベストです。
○頭皮マッサージ
頭皮が硬くなって血流が悪くなると健康な髪が生えにくくなり、髪にうねりがでたり髪が細くなったりする原因になります。頭皮マッサージすることで頭皮が柔らかくなり、血行が促進されて髪質の改善が期待できます。
○生活習慣
規則正しい生活習慣をこころがけることは、髪にも良い影響をもたらします。
また、髪に良いとされる栄養素は、タンパク質・カルシウム・ビタミンA・亜鉛・鉄分・オメガ3脂肪酸などです。
食材でいえば、卵・牡蠣・緑黄色野菜・海藻類・鶏肉・豆類などをおすすめします。
◆クセ毛を無くしたいなら縮毛矯正
縮毛矯正のメリットは、強いクセでも薬剤と熱の力でクセを伸ばして固定できることです。
強いクセでもきれいなストレートになります。
一度施術した部分はストレートのまま半永久的に保たれます。
一方でデメリットは、薬剤も熱も加えるので髪への負担が大きいこと。
施術費が高く、施術時間も長くなります。
また髪が伸びてきたとき、クセ毛の部分とストレートの部分の境目が不自然になることもあります。
ただし最近の縮毛矯正には、ダメージを抑えつつ自然に髪を伸ばせるものもありますので、
担当の美容師さんに相談してみるとよいでしょう。